最近のメール事情についてのmemo
◆現在は桁違いの大量のメールが発信されるようになっていて,その中身はじつに千差万別です。そのためGmailをはじめ多くのメールソフトは,セキュリティをどんどん強化しています。Gmailの受信トレイでは,迷惑メールやゴミ箱のアイコンは折りたたまれていて通常は見えないので,チェックがおろそかになりやすい。メールが一旦,迷惑メールやプロモーションボックスに送られてしまうと,受信した人はメールを開く機会をなくすリスクがかなり大きい。
◆ごみ箱に入った受信メールの処置は,ちょっと大変。たとえば,僕が利用しているプロバイダ(IIJmio)では,会員専用ページに入って,「設定と利用」→「サービスの設定と利用」→「セーフティメール」を開くと,「メールフィルタ」の項目があり,その中に,「メールフィルタ設定」や「ごみ箱操作」がある。
◆「ごみ箱操作」を開くと,「ごみ箱に764通のメール(合計サイズ:11185KB)があります」などと表示され,ずっと見ていくと,「送ったのに見てないの?」と言われたり「来ないからおかしい」と思っていたメールが見つかったりする。しかし,764通をすべて見るのは,困難と言うほかない。普段は,こんなプロバイダのごみ箱を覗くことはしないので,届いたメールが届かなかったことになってしまう。IIJmioでは,ごみ箱に入ったメールは,サーバに到着後30日間で削除されてしまう。
◆どんなメールがごみ箱に入れられてしまうか,その判断の基準が「メールフィルタ設定」。そのフィルタには,
1.ホワイトリストによるフィルタ…「いつもごみ箱に入ってしまう相手」のメールアドレスを登録して,ごみ箱に入らないように指示する。1000件まで登録できる。僕の場合,20件くらい登録している。
その他に,
2.メールサイズによるフィルタ
3.添付ファイルによるフィルタ
4.X-Mailerによるフィルタ
5.条件指定によるフィルタ
6.迷惑メール処理によるフィルタ
などがあるので,これらのフィルタを信用するほかない。
◆「いつもごみ箱に入ってしまう相手」,「メールが迷惑メール(スパムメール)に分類されてしまう相手」とは,どんな相手か。その一つの例は,「このアドレス(送信元IPアドレス)は、大量のメールを送っている。怪しい!」と迷惑メール業者と判断される相手のようだ。
◆具体的には,
(1) CC / BCC で多数の送信先にメールを一括送信している
(2) 短時間に大量のメールを配信している
(3) 100個以上のメールアドレスに一斉送信する
のようなメール送信をしている人は,メールの送り方を考えて注意した方が良いと思われる。最悪の場合は,送信されない場合もあるとのこと。大量配信を行っている送信元(送信元IPアドレス)情報は,ブラックリストとして認識され,送信メールの多くが送信先に届かなくなることもあるようだ。迷惑メールフォルダにも入らず,文字通り届かなくなる,これは最悪の事態(>_<)
◆メールの受信側では,特定の人からのメールが複数回,ごみ箱に入ってしまうような場合は,すぐに「メールフィルタ設定」を検討して,「ホワイトリストによるフィルタ」を設定した方が良い。ただし,プロバイダによっては,ホワイトリストというような設定に対応していなかったり,ほかのやり方をとっている場合がある。自分のプロバイダまたはWebメールで,設定を調べる必要がある。
◆送信側の対策としては,大量送信しても,スパムメールと間違われないための対策機能をもつ「メール配信サービス」「メール配信ソフト」を使うのが一般的。しかし,有料だったり,メールソフトが変わったりすると,手間がかかる。送信側でどんな対策が良いのかは,すみません,今は分かっていません。