カテゴリー「Leap」の記事

2007年11月 5日 (月)

京都からの脇道メール(2)噂の広がる範囲

以下,Leapの原稿として送信したものです。

■京都や大阪で「いけず」というと,意地悪のことです。例えば「あの子は,ほんまイケズやなぁ。」などといいます。「1200’京都攻略計画」(http://www.ceres.dti.ne.jp/~aonuma/index.html)というホームページに「京都人のココに気をつけろ!」という記事がありました。

■以下,引用です。****京都人は,「いけず」である。そして「陰険」である。型にはまらない奴とは徹底してつき合わない。そして次の作戦は,陰口と噂話で外堀を埋める。もちろん,お会いすれば,何事もなかった様に笑顔だ。そのやり方は,常に陰湿である。京都のみならず,この国の人間の特徴でもあるが,特に京都はきつい。****引用終わり。

■「日本人とは……」とか「中国人とは……」と同じことで,一般化されて(ときにデフォルメされて)いる全体像は,個々人とは違うものです。ですから,ユニオンの京都支部にも何人かいる,京都生まれで京都育ちという人に当てはまるとかいうものではありません。

■この記事で気になったのは,「噂話」ということです。ある人に関する噂は,その人には直接には伝わらないようになっていて,その人の周辺すべてに伝わるものです。その噂を誰に話したら大丈夫か,誰に話したらまずいか,そういう見えない線引きが行われていることが多いものです。職場のような所で,そういう線引きが行われていると,その人(及びその人の少数の仲間)を除いて,その他大勢が共通の話題(噂話)をもっているという関係になります。こういう状態は,職場での「いじめ」「排除」と結びつきやすいので,人間関係という点で問題です。

■風通しの悪い職場では,公式の情報が少なくて,本来は公式的な情報まで含めて私的な情報もいろいろな噂話として流通することが多いものです。そして,そういう影(表でない裏側)に流れる情報をどれだけたくさんつかんでいるかということによって,「情報通」といわれて「頼り」にされ,それでもって鼻を高くする人がいるものです。そういう「情報通」は,うわさ話の流れる道筋にも通じていて,グループごとの勢力関係とか,排除されているマイナーグループとかを,つかんでいます。噂話の広がる範囲をつかんでいるわけで,こっち側の噂話をあっち側に流したり,虚構に近い話でも故意に流したりします。

■たとえばある職場では,退職などの「お知らせ」(会社の公式の回覧)は,7日前からしか回覧されません。そのため,送別会などは,公式的な参加確認をすることができず,バタバタとします。しかし,自己都合退職なら1か月前から管理職は知っているわけで,それが噂話として徐々に職場に広がっているのです。が,そういう情報をいつも早い時期から知っている人がいる一方で,いつも最後まで知らない人もいます。噂話が流れる範囲が決まっているわけです。いつも最後まで知らされない人は,そのうちに自分が排除されていることに気付くわけです。ある時,何かの拍子に「あっ,そうか」と気付くわけです。

■こういう状況では,共通の目標に向かって一致団結ということは,絵空事だと思います。

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2007年10月 7日 (日)

京都からの脇道メール(1) 「かどはき」のルール

■1970年代頃まで,町屋がたてこむ京都市内の中心部では,毎朝,打水と「かどはき」(門掃き,自分の家の前を掃き清めること)が,大切な仕事として行われていたそうです。
■そして,水をまくのも,ゴミを掃くのも,自分の家の前の道幅の半分と,家の幅プラス隣の分1尺くらいだけを,綺麗にします。それぞれの家が,自分の家の前の美化に責任をもつことで,町内全体が美しく保たれていたというわけです。
■ところが,親切心からついでに隣の家の前を掃いたりすることは,戒められていました。隣の分は,1尺以上にはこえないようにしていたそうです。それがルーです。なぜか。それは,お隣さんに恥をかかせないようにするためで,「侵さず,侵されず」という,京都人の生活信条なんですね。
■時代はかわって現代でも京都では,行政が「かどはき」を奨励しています。実際には,商工会議所とか地域女性会などが,身近な環境への取り組みとして「かどはき」運動を実施しています。
■そういうわけで,市内中心部から遠く離れて,事務所,工場,運輸倉庫などが雑然と散在する南区上鳥羽のような地域(文英堂があります)でも,事務所ごとあるいは工場ごとに「かどはき」が行われています。毎週何曜日とかに,作業服をきた従業員がいっせいに大きな火ばさみとポリ袋を持って,会社のまわりのゴミを拾って歩いています。たぶん,経営者が音頭をとって従業員のボランティアで行われているのでしょう。
■そういう「かどはき」をしているある事務所ですが,昔からのしきたりどおり,自分の事務所の前だけをきれいにしています。その事務所の向かい側は公園になっています。公園には,ペットボトルやコンビニ弁当の容器が散らかり,新聞紙が散乱していたりすることもあるですが,決してそこのゴミを掃除することはありません。道路のすぐ向こう側ですから,見えないはずはないのですが,いつも,自分の会社の前だけを掃除しています。公園ですから,そこまで掃除をしても,お隣さんに恥をかかせることにはならないはずです。
■これは,完全に「企業内かどはき運動」です。自分の会社の回りだけはきれいにするのですが,よそは見えないのです。いや,見ようとしないのです。自分の会社の中だけは環境を良くして,それで満足してしまう。社会的に見る目がないと,公園のゴミも何とかしようと考えられないのです。企業内労働運動の姿を見る思いです。

 最終段落が切り捨てるような感じに読めるので,
   下記のように訂正しました。
 [↓新原稿]
■これは,完全に「企業内かどはき運動」です。自分の会社の中だけは環境を良くして,それで満足してしまう。社会的に見る目がないと,公園のゴミも何とかしようと考えられないのです。れからの労働運動は,古くからのやり方はともかく,相対的に汚れのひどい公園の方を第一に考えないといけないと思います。

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2007年5月14日 (月)

レクリエーションについて

Leap…原稿案…レクについては,さらに議論しましょう。

(1)自主性自発性

たかが遊びなのに(動員して示威するわけじゃなし),
人数を集めるのに無理をしたり,
(しつこく勧誘したり)
参加の確認をしつこくとってみたり,
(当日朝体調が悪くなったら電話で連絡するのか)
書きたくない人に報告文を書かせたり,
(書きたい人がいたらいくらでも書いたらいいのです)
(楽しいことは自然に伝わりますから)
(組合の機関誌にのせる報告文をだれかに書かせることがイヤ)
といったことです。
レクぐらい,もっと自由に。

(2) 健全度

 レクの健全度というのがあって(あると思うのですが),例えば,幹部だけが参加するレクというのは,健全度が低いと思います。幹部以外の人の参加人数が増えるにしたがって,健全度が高くなると思います。

(3) お金について

 主催者だからといってお金を出さざるをえないことが,ときにはあるのですが,どうでしょうか。

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