カテゴリー「地震と原発」の記事

2017年4月 2日 (日)

FAXの送信と受信

昨年秋から電力自由化署名を進め,MLなども作ってきました。そしてML以外にFAXで連絡することも増えました。
 
(1)
最初は,PCで書いた文章をプリントアウトして,それをFAX兼用電話機で送るという方法で送信していました。しかし,これは手間も時間もかかるし,紙に打ち出すためのインク,紙も勿体ないので,改善策を検討することに。
 
(2)
USBポートに接続するUSBモデム,最近は使っていませんでしたが,PCにこのドライバを設定。ソフトはWindows10付属のFAXソフトを利用。これだと,MLに書いた内容のテキストを,「新しいFAX」の画面にコピペするだけで,送信できるので,助かるようになりました。送信済みの内容も,一覧できるようになり,何を送ったのか,後でも確認できます。
ただし,この場合,テキスト文字ならば良いのですが,レイアウトした一太郎ファイルとか,PDFファイルを送信するには,うまくいきません。また,PCは夜などは電源を落としているので,FAX受信を設定しておくわけにはいかないという問題も出てきました。
 
(3)
そこで,次に試したのが,複合プリンター(Brother)のFAX機能を使うことです。一太郎やPDFのファイルをPC画面に表示したまま,ファイル→印刷→PC-FAXと選択すると,そのまま送信できます。宛先は,Windows10付属のFAXソフトのものを流用できますので,新たに作り直す必要がなくて,楽ちんです。ただし,この場合,送信履歴がすぐには分からない(Windows10付属のFAXソフトは送信簿がすぐに分かる)ので,この点がやや気になります。
 
(4)
複合プリンターに電話線をつないで,さらに外付け電話を取り付けると,FAXは複合プリンターに着信し,通話は外付け電話に着信させることができる。しかし,この複合プリンターは,日常使用しているPCや現在のFAX兼用電話機とは別の部屋に置いてあるので,今さら電話機の位置を変えるのは,連れ合いの理解を得られないことは必須。
 
(5)
その上,この複合プリンターの外付け電話には 「FAX機能の付いた電話機を外付け電話として接続しないでください」 という制限がある(FAXを受信できる機能が重複してしまうからか)。現在使用しているFAX兼用電話機で,FAX機能を使わないようにする設定は見つからなかったので (兼用機はFAXが付いていることに意味があるので,切り離せないのは当然か),複合プリンターにFAXも電話も統合してしまうということは,断念。
 
(6)
そこで,①電話とFAX受信は,これまでのFAX兼用電話機を使う。FAX送信は,②USBモデムとWindows10付属のFAXソフト,③複合プリンターのFAX機能と,役割を分けることに。
 
(7)
Lineの電話線はまず,手動切替機で二つに分ける。つまり,一つは①電話とFAX受信(従来のFAX兼用電話機)(こちらを優先),もう一つは②+③,そのどちらかをスイッチで切り替える。②+③のほうの先では,さらに自動切替機で②か③に分けるという,切替機の二段構えです。最初の切替機を手動にしているのは,電話の機能を優先して確実にしておきたいから。また,一つの回線でFAX送受信機能が二つある(とくに受信機能が二つあるので,自動設定で受信する場合,どう切り分けられるのか不明)ので,これはきちんと切り分けておきたいことがある。FAXの送信のときは,手動で②+③のほうにスイッチを移動するが,終わればすぐに①に戻すという作業を不可欠と設定している。
 
【二段構えの切り替え】
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(8)
複合プリンター(FAX送信用)は,日常的に使用しているPCやFAX兼用電話機とは,別の部屋に置いてある。PCと複合プリンターは無線WiFi(無線LAN)で接続できるが,電話線は無線にできないので,FAX送信のためにはどうしても,複合プリンターに有線の電話ケーブルをつながないといけない。幸いにして,そちらの部屋には,PCのそばから有線LANケーブルが通じているので,有線LANケーブルを電話線として使うためのアダプタを利用している。実は,複合プリンターのFAX機能を使うという発想は,ホームセンターで,有線LANケーブルを電話線として使うためのアダプタを発見したことが発端でした。「LANコードをテレホンコードに」の変換アダプタ(元々はADSL用か)は,ELPA朝日電器の製品です。
 
(9)
FAX機能のついていない電話機を買って,FAX兼用電話機を廃棄すれば,複合プリンターにFAXも電話も統合することができるだろうが,電話番号などを登録し,子どもらにワンタッチで電話できる今の電話を廃棄することは連れ合いが賛同しないだろう。その場合,サイズの大きい複合プリンターの置き場も検討しないといけない…というか,難しい。ということで,切替機の二段構えでしのぐのが現実的。
 
何とか形ができたFAX体制でした(^o^)
 

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2016年7月 7日 (木)

脱原発の缶バッジ

(1) サイズを指定して,絵柄をつくる。
 切り抜くときの位置合わせに,十字のトンボを入れておく。
 イラストレータに作ってもらったデザインのほかに,
 「花子」を使って自分でも作成。

 出来上がり缶バッジが直径38ミリで,絵柄の直径は,46.6ミリ。
 
S1

(2) 本体が透明なサークルカッターで絵柄を切り抜く。
  トンボに合わせて,カッターを紙の上にのせて,くるくると回してカット。
 エヌティー 円切りカッター クリア iC-1500P。
 ・直径1.8cm~17cmで自由なサイズの円をカットできる。
 ・中心にピン穴をあけずに切れる。
 ・しかもお値段が妥当(^o^)
 
S2_2    

S3
 
(3) バッジマンの缶バッジマシン(38ミリ)にセットして,でカシャ,くるり,カシャ。
 くわしくは→こちら
 これは,木津川マラソンの支援金を受けて,原告団で購入したもの。
 
S4
 
(4) 完成\(^O^)/
 
S5    
 
(5) パーツは,「38MM標準ダブルフックピン型パーツセット 250個入」で
 4,617円 (税込)。送料650円を加えて,単価は,21円也。
 

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2016年3月12日 (土)

高浜原発再稼働と市民運動

出版労連「mi・ra・i・e」No.14 (2016年3月10日発行)
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 昨年12月、福井地裁は、関西電力・高浜原発の再稼働を認める決定を出しました。この決定は、関電の言い分をそのまま引き写した内容です。そのうえ、決定を出した12月24日は、わざわざ関電の再稼働スケジュールに合わせたものでした。12月22日には西川一誠・福井県知事が再稼働の同意を表明し、23日は祝日で、その翌24日に裁判所が再稼働を認め、その翌25日には関電が核燃料の装荷を開始するという「手際のよさ」が際立っていました。これは「出来レース」そのものであり、裁判所は、関電のいいなり、まるで関電の下請け機関です。今回の決定内容の問題点は、以下の通りです。
  (1)福島原発事故から学ぶ姿勢がなく、完全に無視しています。今も10数万人の住民が避難し、広い地域に人が住めなくなっている現実を無視してよいでしょうか。
  (2)高浜原発で事故が起こった場合は、多くの住民が被ばくすることを前提にしています。たかが電気を起こすために、私たちの日常の暮らし、健康、生命を犠牲にしなければならないのでしょうか。
  (3)原子力規制委員会の判断を安直に認め、再稼働を推進する行政に追随しています。市民の人格権、生命と健康を守る司法の役割を放棄しています。
  (4)「社会通念」という裁判長の勝手な考え方、独自の誤った考え方が基本になっています。関電が言っていないことを付け足しており、基本的な認識が間違っています。
 いわゆる「避難計画」は杜撰なままです。避難できるとすれば、それは実は故郷とそこでの生活をすべて捨てて二度と帰れなくなる「強制移住」であり、避難できなければ、被ばくを強いられます。
 原子力は人が制御することのできる技術ではありません。原発は、事故が起こらなくても環境を汚染し、労働者の健康をむしばみながら運転される「ブラック・プラント」です。いったん過酷事故が起これば、広範な地域に回復不能の汚染をもたらし、生命と健康と生活を危機に陥れます。そして、使用済み核燃料という形で、将来の世代に処理不可能な負の遺産を増やします。
 関電と国は、高浜原発の事故時の放射能放出率を福島事故の1000分の1以下と評価し、基準地震動も過小評価しています。重要免震棟はありません。プルサーマル運転のMOX燃料は事故時の危険性が高く、その使用済み核燃料の行き場はありません。関西1450万人の水がめ琵琶湖の汚染はとくに心配です。
 高浜原発再稼働阻止にむけた運動として僕が参加したのは、昨年11月の高浜原発から関電大阪本店まで約200km、13日間のリレーデモの一部、1/9の福井地裁不当決定全関西報告集会(京都)、1/24高浜原発前の現地抗議集会とデモ、1/27の関電本店前抗議行動、などですが、京都、滋賀、大阪、兵庫の多くの市民運動グループが多彩に活動しています。地元高浜町で路地裏にまで至るチラシ配布やデモなどを続けている「若狭の原発を考える会」からは、町民の反応が目に見えて良くなったと報告されています。関西広域連合、京都府(高浜から5km圏の住民もいる)、京都市(同30km圏)、関電京都支店などへの再稼働反対の申し入れも諸団体から行われています。こうした市民の声を一切無視して再稼働へ突き進んでいる原子力ムラと国の姿勢は、戦争法強行、沖縄辺野古での新基地建設にも共通していますが、自覚的に参加し、創意と工夫をこらして活動する市民の多彩な運動がわき起こっていることも、すべてに共通する動きだと思います。

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2016年3月 7日 (月)

ポリマスター社製PM1703MO-1

昨年末に大枚をはたいて (^ ^;;
線量計を買ったのだが,そのデータをPCに移すのがうまく行かず,そのままになっていたのを,時間のあるこの機会に改めて挑戦した。
苦労したが,ようやくうまくできた(^o^)

線量計とPCの接続は赤外線通信によるので,まずPCのUSBポートにさす赤外線アダプタを amazon で購入。最初に Win7マシンで赤外線アダプタのドライバをインストール。次に線量計との通信ソフト(製品付属)をインストールするも,うまく動かない。通信ソフトの新しいバージョンをDLして試してみたが,やはりダメ。

よく読んでみると,通信ソフトは32bitのOS対応。ネットで調べてみても,32bitOSでないと正常に動かないとのこと。うちのWin7は64bit。そこで,Win7にXPモードをインストールして,その仮想マシンに赤外線アダプタのドライバをインストールし,さらに通信ソフトをインストールした。が,うまく動かない。

そこで机の下にあったXPマシンとりだし,赤外線アダプタのドライバをインストールし,次に線量計との通信ソフトをインストール。いずれも三回目だから手慣れたもの。ようやく,線量計の計測履歴をPCに取り込むことができた\(^o^)/

線量計の機種は,ポリマスター社製PM1703MO-1。

http://www.polimaster.jp/products/personal_radiation_dete...
http://www.taroumaru.jp/main/pm1703mo_1
http://www.mikage.to/radiation/polimaster_pm1703mo1.html

価格は20~30万円になっているところもあるが,ネットではときどき5~6万円で出てくる。知人に教えてもらって即ゲットした--やっぱり持つべきは友(^o^)
 ↓(¥59,800)
http://store.shopping.yahoo.co.jp/dockcenter/n0jyc124mp.html
 ↑ここを見ると,いちばん下だが,ちゃんと
「パソコンとの接続:赤外線(IrDA)」
「ソフトウェア:Windows 32 bit対応」と書いてある。

 Win7は64bit版でも32bitソフトはちゃんと動く,というのが常識だったが,例外もあるというわけだ。ましてやXPモードでも動かないというのは,ソフトの出来がよほど悪いのかも(>_<)

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2012年11月11日 (日)

大飯原発差止訴訟

■福島で起きた東電の原発事故で,その危険性が改めて明らかになりました。しかし,政府と関西電力は,福島の事故の原因も被害の実態も明らかになっていないまま,福井県の大飯原発3,4号機を再稼働しました。

■このような原発存続を前提とした再稼働を許さず,原発ゼロの社会をめざすために,11月29日,京都脱原発弁護団の下「大飯原発差止訴訟」の提訴を行うことになりました。

■この訴訟は,すべての原発の危険性を警告し,その運転を差し止めるために,国や関電が隠している情報を訴訟の場で公開させ,責任を追及するための第一歩として大飯原発1~4号機の運転差止を求めるものです。

■この訴訟は,原発について関電のみならず国の責任を問うために,国と関電に慰謝料を請求する民事訴訟です。すべての原発をとめる一環として大飯原発を止めることに賛同する方は,居住地にかかわらず誰でも個人として原告になることができます。団体は原告になれません。原告参加費用は5000円ですが,これはほとんどすべてが訴訟費用になるものです。

■11月29日の提訴時には600名以上が原告になるようですが,あなたも,真実を叫ぶ一万人原告のひとりになってください。11月15日頃までに申し込めば,最初の原告になれますし,第二次の原告募集も行われるはずです。

■行政処分の可否を争うのではなく,損害賠償裁判ですから,今5000円で訴訟に参加して勝てば,原発が止まるまで慰謝料が支払われるのです。が,もちろん金銭は主目的ではありません。原発が自然と人間に際限のない危険をもたらすものであることは,あまりにも明白です。しかし,原発のない社会を実現するためには,多面的な国民的な運動が必要です。

■11月9日,「大飯原発差止訴訟原告説明会」に参加してきました。若い人も,子ども連れのお母さんもおみえでした。福島から避難している人のお話,京都に住んでいる自称“東北人”のお話しには,改めて憤りを新たにしました。

■訴訟への参加の手続きなど詳細は,「京都脱原発弁護団」で検索するとブログがヒットします。ブログ記載のアドレスへメールで申し込み,郵送されてくる委任状を提出し訴訟費用を振り込めばOKです。

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(写真は,挨拶する原告弁護団長の出口治男さんです。)

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2012年10月24日 (水)

愛媛県の原子力防災訓練

 2012年10月23日,伊方原発30km圏で愛媛県の原子力防災訓練が行われた。
なお,30km圏の避難対象者は,約13万人にのぼるとのこと。

[0] 明らかになったこと

・避難する交通手段と経路が,ひじょうに心許ない。
・13万人の避難先と受け入れ態勢が,できていない。
・“訓練のための訓練”をしても,事故が起こったときには,役に立たない。
・原発の存続を前提にした大規模な訓練に,大勢を動員し,お金をかけても,ムダ。

 以下,マスコミ報道を聞いたり読んだりしたことを元にまとめているが,「 」内の文字は各新聞から転載した部分。

[1] 10/23 夜のNHKニュース

・ヘリが10機参加の予定だったが,荒天で3機しか参加できなかった。
・訓練の避難にも一定時間がかかったが,13万人の避難はどうなるのか。

 (ニュースの中では今回の避難訓練への住民参加者数も言っていたと記憶しているが,数字は忘れた。ニュースの場合,NHKオンデマンドでも月額945円の会員にならないと,見ることができない。1週間くらいなら無料で再視聴できるようにして欲しいものだ。新聞なら,図書館で後からでも無料で調べることができるのだが。)

[2] 10/24付け朝日新聞(愛媛版)

・記事の見出し…「原発避難の足 不安
 リード文…「参加した住民は,実際に事故が起こった場合への不安を口にした
・パトカーの先導で1時間で避難所に到着。住民は「そもそもバスが迎えに来られるのか」と言っている。パトカーが先導してくれれば,そりゃ,早く着くさ。実際の避難のときに,そんなことが期待できるのだろうか。
・大型バスに乗り高速道路で50分ほどで避難所に到着。大型バスとか,高速道路とか,この訓練は条件が整いすぎだ。住民は「もし自分の車で逃げて道路が渋滞したら,今日のように逃げられるのか心配だ」と言っているが,当然の心配だ。

[3] 10/24付け愛媛新聞

[3-1] 放射線をモニタリングするラミセス

・ラミセスとは
・陸海空で放射線量を測定し,携帯型の端末からデータを送信し,データを集中管理するモニタリング情報共有システム。今回の訓練では“ラミセス”を初めて活用。放射性物質の拡散を予測するSPEEDIのデータも同時に把握できるとのこと。

・ラミセスは実測値,SPEEDIは予測値,その組み合わせで,避難順位や避難方向,飲食物の摂取制限の判断に使うようだ。

・ラミセスの疑問
・ラミセスでは,過酷事故が起こったときも,誰かは避難せずに放射線量を測定しに行かなければならない。誰が測定を担当するのか。いつまで測定するのか。今回の訓練では,11班で測定とのことだが,人数は不明。
・住民は「風向き次第で逃げる方向は変わる。正確な情報は伝わるのか」と不安。
・また,地震,津波,土砂崩れなどの「複合災害で孤立しないか」と懸念している。
・京都大原子炉実験所の藤川陽子教授(放射能環境動態工学)「山間部など気象条件が細かく違う場所では線量値予測は難しい。また各地の実測値を絶えず把握するには限界がある」,「予測と実測値で相互補完しながら,適切な避難ルート選びにつなげることが重要」とコメントしている。コメントの前段と後段がどうつながるのか,わからない。記者の表現力の問題か,学者の考え方に問題があるのか,そこは不明だ。

[3-2] 今回の訓練日はたまたま悪天候

・ヘリによる避難は,当初8機を予定していたが,悪天候で6機が不参加となった。
(この数字は,夜のNHKニュースとは,数が異なっている)
・民間フェリー1隻も,出動できずじまいであった。
・伊方町では,ヘリと民間フェリーの計4ルートの避難が中止された。

・想定していた避難手段が使えないことが想定されるが,八幡浜市の副市長は「自家用車だと道路が無事なら避難できる。」とのこと。道路が無事という前提が成り立たない可能性は,ひじょうに大きいと思うのだが,副市長は,それがゼロではないと,言いたいのか,支離滅裂の発言だ。

・地震も津波も原子力事故も,悪天候の日には決して発生しないと言うならば,何ら問題はない。

[3-3] 空路での避難

・見出し「悪天候 ヘリ大半使えず」とある通り,空路は気象条件にとくに左右されやすい。
・ヘリ1機,1回で避難できる人の数は,何人なのか。13万人のうち,どれだけの人が利用できるのか。限られた条件の場合のみ使える避難手段だろう。

[3-4] 海路での避難

・これも気象条件に左右されやすい。「空や海の移動・輸送は天候に左右され,不確定要素が潜在していることが浮き彫りになった。」と指摘している。
・そして,どんな船を使うのか。今回は,海上保安庁や海上自衛隊の船が中心で,民間のフェリーは不参加,漁船は使われていないようだが,全体として,海路の避難数をどの程度と見積っているのか,不明だ。
・また,海路の場合,港の岸壁が壊れたらどうなるのか。フェリーや漁船は使えない。
・今回訓練に参加した海上保安庁の巡視船や自衛隊の艦船は,実際の苛酷事故の場合は,どれくらいの時間で,住民避難の援助にかけつけることができるのか。

・宣伝用目玉のエアクッション揚陸艇(ようりくてい)
・岸壁が壊れた場合を想定して,海上自衛隊のエアクッション揚陸艇を利用し,宇和海で待機する大型輸送船へ避難する訓練も行われた。
・エアクッション揚陸艇に乗った住民は,「すごく揺れた。冬場の北西季節風が来たらこんな揺れでは済まない。」という感想を述べている。

・テレビや新聞では“絵”になる船で注目を集めやすいだろうが,今回の訓練の宣伝用目玉だろう。そして,あくまで軍事用なので,乗り心地なんかを考えてあるはずがない。高齢者や要介護者などを搬送することは,まず無理だろう。
・輸送量はどれくらいあるのか。愛媛新聞1面の掲載写真やテレビニュースで見る揚陸艇は,そんなに大きくない。訓練では,2回で160人を運んだとのこと。
・そもそも実際に役に立つのか。今回,エアクッション揚陸艇を利用した浜辺の場所について,住民は,その浜は「予想津波高が10メートルある。複合災害時にここから避難できるかは疑問」としている。

[3-5] 陸路での避難

・田舎ではどこでもそうだが,もともと道路がひじょうに狭い。ちょっと山の中に入ると,道幅が合計1車線しかなくて離合困難という道が多い。そういう道には,ときどき道路幅を広げて離合場所がつくってあるのだが,曲がりくねって見通しがきかない場合,突っ込んでお互いに動けなくなり,一方が離合場所までバックを余儀なくされることが珍しくない。

・山沿いにせまくて曲がりくねった道路では,地震のときは土砂崩れが起こる。海岸沿いをはしる道路も多い。地震や津波のすぐ後に,果たして通行できるのか。
・限られた国道,高速道路が使えたとしても,相当の渋滞となる。「国道にみんなが殺到すれば,全員が立ち往生してしまう。複数のルールを用意しないといけない。」とも言えるが,複数のルートを用意できるようなところは,きわめて限られるだろう。複数のルートがあったとしても,せいぜい二つか三つ,殺到して渋滞という事態は避けられないだろう。
・特別養護老人ホームから,自衛隊の救急車で陸上搬送する訓練では,「揺れがひどく,移動中は利用者への負担が大きいと感じた。今日のような悪天候では体調を崩す可能性もある」との声。

・道路が寸断されるケース
・現実には,土砂崩れなどで道路が寸断されるケースが想定されるが,八幡浜市の副市長は「比較的早く復旧できそうな道路を,誰がどのように作業するのかなど対応の確立が重要になる。」と言う。「誰がどのように作業するのか」,それを“確立”することが,実際に可能ならばの話だ。“重要”なことと,“可能”なことを区別していないようだ。“原子力災害を起こさないことが重要になる”と言っているのと同じで,まるで意味がない。

・ひどく汚染されてしまった地域で,道路復旧なんかをしている余裕があるのか。山間部の道路の復旧と言えば,1か月,2か月,長ければ1年単位の話だろう。大型重機がすいすい来て,足場の硬いところでエイヤッと作業をするのとは,わけが違うのだから。田舎ではすぐに分かることだが,道路の新設とか復旧というのは,実にたいへんな工事だ。

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