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2013年10月30日 (水)

電子書籍の校正

 紙に印刷する学習参考書の校正は,30年以上の経験があるが,電子書籍の校正は初めて。紙の本にはない校正が必要なことがわかってきた。

(1)ランクの点検……一太郎で設定するランクとは,htmlでいう,H1,H2,H3,H4,H5などの見出し構造のこと。最初はちゃんと設定していても,後で,補説を追加したときに,ついつい,ランクの設定を忘れやすい。通しで校正しないと,設定落ちが出る。
 なお,今回の本は,ランクは5(H5)まで設定した。ただし,目次として表示するのは,H3までとした。

(2)ランクごとの設定……ランクを設定しておくと,ランクを絞って表示させることができるので便利。そこで,ランク3(H3)まではルビをつけないとか,ランク5(H5)のタイトルは2行目に字落ちなしとか,自分で決めた通りの形式になっているかどうか,ランクを絞って表示させて校正する。

(3)インデントの設定……字下げはインデントの設定で行うので,正しくインデントが設定されているかどうか,校正が必要。一般の電子書籍の場合(PDFファイルのような固定表示でない場合),フロー表示なので,1行で何字とかの設定はない。表示デバイスの設定によって,改行されていくので,各要素ごとにインデントの設定を正確にしておかないと,表示状態で,字落ちが奇妙な形になってしまう。
 左右が30字程度では普通に表示されていても,左右が10字になると,改行が発生して,2行目の頭が,とんでもない位置に来てしまうということがある。

(4)htmlで保存……元の一太郎ファイルを,htmlで保存してみて,htmlへの変換がうまくいかないで,「?」になってしまうようなところを探して,元の一太郎ファイルを訂正する。「~」とか,何でもない長音が,「?」になってしまうことがあるので,びっくりだ。

(5)ePubで保存……元の一太郎ファイルを,ePubで保存してみて,リンクや参照のエラー,警告表示を逐一,チェックする。「ハイパーリンク先がローカルドライブ,共有フォルダになっている」という警告が出ても,それがどこか突き止めて,リンク先を訂正するのは手間がかかる。

(6)mobiで保存……リンク先をすべてチェックするのは,相当な手間がかかるが,元の一太郎ファイルを,mobiで保存してみると,リンクに埋め込まれているブックマークが本当に存在しているかどうか,その有無だけは即座に校正できる。

(7)ブックマークとid……元の一太郎ファイルでブックマークに設定している語句は,htmlでは「id」の形でリンクの中に入るが,ブックマークの語句が,本文中にちゃんとあるかどうかは,すべてチェックすれば(ブックマーク一覧を一つずつクリックして,本文を表示させて見ると),間違いはない。
「id」は一つだけでないといけないが,それは,一太郎でブックマーク設定のときに,チェックできる。二つ目だと,その語句に,(2)とか数字がくっつくので,こうした場合は,ダブっていることがわかる。ダブりはなくしておくべきだ。

(8)ブックマークの確認……上の(7)のチェックは,「ブックマーク一覧→本文」だが,「本文→ブックマーク」というチェックは,行わなくても,大丈夫か。要検討。

(9)リンクの生死……インターネット上のリンク,→Book,→Webは,点検するとなると,全部開いて見るほかないのか。インターネットのリンクの変動(リンクの生死)を一括して点検してくれるフリーのツールがどこかにあったような記憶が(^ ^;;

(10)使用フォント……使ってはいけないはずのSymbolなんかが,どこかで使われてしまっているとか,一つ,二つだけ,特別な(他では使っていない)フォントが使われているとか,ePub転換のときに警告されるが,それが,どこかわからないなど,警告の意味がわかないことがある。使用フォントは最初から,絞っておく必要がある。

(11)最終校正……一太郎の元ファイルではなくて,ePubファイル上で直接,校正,設定しておかないといけない所がある。それが,どういう所か,事前に書き出して整理しておかないと,いけない。配布する最終形態での最終校正が必要だ。

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