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2013年10月 7日 (月)

ハイパ地B--抜き書き(2) リンク

 電子書籍版の『高校 ハイパーテキスト 地理B』は,校正の最終段階になりました。
本格的な高校地理Bの内容ですが,参考解説では,詳しく書きこんでいる箇所もあります。
その一部の抜き書きです。

 ■ミニマム・アクセス

 訳せば「最低輸入機会」。1994年に合意が成立したGATT(ガット)(★)のウルグアイ・ラウンド(★)において,日本は,輸入を制限している米について,輸入制限を関税(★)におき換える関税化には応じない代わりに,その経過措置として,年間に輸入する最低量を約束し,毎年拡大させることにした(ミニマム・アクセス米の関税はゼロ)。輸入相手国は,アメリカ合衆国,中国,タイなど。

 その後,1999年度からは米の関税化をうけ入れることにしたので,輸入量が年々増加することはなくなったが,2000年度のミニマム・アクセス(約77万玄米トン=約68万精米トン)が,2001年度以後も継続されている。ミニマム・アクセス米以外の米の輸入は関税化され,誰でも輸入できるが,関税率はひじょうに高い(およそ778%)。

 ミニマム・アクセス米は,政府米として国が輸入する国家貿易である。輸入したミニマム・アクセス米が国産米に影響を与えないようにするため,主食用に販売するのはわずかとなっている。大半は外国への食料援助用,加工用(焼酎,菓子,味噌などの原料用),として入札によって民間業者へ売り渡している(輸入価格よりは高く売り渡している)。ただ,その在庫はふえているので,飼料用としても多く販売するようになった(2006年度~)。

 また,ミニマム・アクセスは,最低限の輸入枠が設定されたものであるが,輸入“義務”量ではない。当時の自民党政府として全量輸入の政策をとってきただけで,政策は変わる可能性がある。国会論議でも,同様にミニマム・アクセス米の合意によって輸入をしている韓国が,全量を輸入義務としていないことが,明らかにされている。

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「GATT(ガット)(★)」のような箇所は,(★)の部分にGATTの説明箇所のリンクが入っています。★をクリックすると,画面が変わり,GATTに関する説明文を読むことができます。

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