« ハイパ地B--抜き書き(11) 原発 | トップページ | 電子書籍の販売 »

2013年10月14日 (月)

ハイパ地B--抜き書き(12) 環境保全と原発

 電子書籍版の『高校 ハイパーテキスト 地理B』(ハイパ地B)からの抜き書きです。
原発--その(2)です。

■環境基本法と放射能汚染

 2011年に福島第一原子力発電所(★)が過酷事故をおこし,自然環境や住民の生活環境を著しく汚染したが,環境基本法では,放射能汚染のことは原子力基本法に委ねるとして,管轄外としていた。安全神話につかった原子力基本法は,深刻な放射能汚染のことは想定しなかったため,事故当時,放射性物質による大気汚染,水質汚濁などについての国の環境基準は存在していなかった。

 その後,2012年に環境基本法13条の放射性物質を適用除外とする規定の削除法案が国会で成立,公布された結果,2013年には大気汚染防止法,水質汚濁防止法,環境影響評価法が改正された。しかし,新しい環境基準はまだ決められておらず,罰則も定められていない。安全のための環境基準もないまま,原子力発電所の再稼働がすすめられているのは,国民の生命と健康をないがしろにすることである。

→「原子力発電所の事故」(★)を参照のこと。

*************************************************

“産業優先で人命軽視”という政治には,前科もあります。

■公害対策基本法の改正

 1967年に成立した公害対策基本法では,「生活環境の保全については,経済の健全な発展との調和が図られるようにするものとする。」という条件が付いており,経済発展のためには,ある程度の公害を許容するものであった。1960年代には日本の高度経済成長(★)にともなって公害問題が悪化していったが,1970年になって,ようやく,この「調和条項」が削除され,環境行政が,法律上では国民の生命と健康を第一とするようになった。

*************************************************

|

« ハイパ地B--抜き書き(11) 原発 | トップページ | 電子書籍の販売 »

ハイパーテキスト地理B」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ハイパ地B--抜き書き(12) 環境保全と原発:

« ハイパ地B--抜き書き(11) 原発 | トップページ | 電子書籍の販売 »