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2009年11月 5日 (木)

Quasi Copy-Right(擬似著作権)

Tyosakuken

10月31日(土),畑作りの合間をぬって (^ ^;; “2009関西出版技術講座”に出かけてきました。大阪地協とネッツ関西の共催。講師は,元主婦の友,著作権情報センターの上野善弘さんでした。

京都印刷出版ネットとして参加者を決めたので,全印総連から3名が参加。正式の報告は,11月9日のネットの会議でそちらから行われることになっているので,ここでは僕の個人的な感想のみを。

(1) 有名な料理人がつくった料理には,著作権があるか,という質問から,“著作権とは何か”に入っていって引き込まれました。

(2) 実例が多くて,裁判になった例も,そうでない例も豊富にあげられて,興味深くおもしろい話がとても多かった。

(3) レジメのほか,著作権情報センターのパンフレットが何冊か,配布されて,役に立ちそうです。

(4) 話は,研究者のような杓子定規な解釈ではなくて,実務的な観点で進み,ひじょうに聞きやすかった。裁判が長期化してそちらの負担が増えるくらいなら,多少の金額で決着を付けた方がよいのではないかとか,実務家の意見でしょうね。

(5) Quasi Copy-Right(擬似著作権)の話があって,かねて僕自身が疑問に思っていた問題点が氷解した。奈良や京都の寺院の建物や仏像の写真を掲載するときによく出てくる“志納金”(お布施)をどう考えたら良いのかということだ。対応としては,出版社(業界)として筋の通らないお金は払うべきでないという基本的な立場と,裁判になって長期間かかるようなことは避けた方が賢明ではないかという実務的な立場とがあるようだ。レジメには,話し合って協力金というような形にした方がよいという意見も載っている。

(6) 僕が事前に出した質問で,「エイジェンシーで仏像の写真を借りて学習参考書に載せる場合,写真家にはらう著作権料のほかに,所有者の寺院にはらうものの相場とか,基準とか,業界間(仏教界と教科書教会とか書協など)の取り決めとか,今後,そういう形態で統一的に簡便に処理していくようにはならないのでしょうか。」という点は,「まったくその通りです」とのことでしたが,かつてそういうムードが盛り上がったこともあったが,うまくいかなかったとのこと。拝観料に市が課税するということで,京都仏教会が拝観停止をふくむ抵抗をした(1985年ごろ)古都税の混乱で,煽りをうけたとのことでした。残念でした。

以上,会場は大阪環状線の弁天町。40年くらい前には,弁天埠頭から出る四国松山への関西汽船に何回か乗ったが,駅前には大きなビルができ,そのころの面影はまるで無かった。記憶の中の弁天町は歳月の中でも消えていないが,現実は容赦なく変わっていきます。

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