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2009年11月21日 (土)

定年退職にあたって,来し方行く末 ■Ⅱ

■Ⅱ■ 新しい労働組合へ

(5)「職場を基礎にした」30年の闘いを経て2004年に個人加盟ユニオンへ

①2004年に個人加盟ユニオンへ

・出版労連の中で,個人加盟の労働組合をつくる動きが高まる。

・1999年,関西で個人加盟労組「出版ユニオン関西」(正式名:関西出版情報関連労働組合)が結成される。
京都では,京都書院,金芳堂などの職場に組合員が生まれた。

・2002年,東京で新しい個人加盟組合である出版情報関連ユニオンが結成される。

・中央図書労組,文英堂労組の組合員で,
個人加盟形態の組織への移行について,検討会を何回か開いた。

・2004年,企業別組合=文英堂労働組合を解散して,
出版労連の個人加盟組織,出版情報関連ユニオンに合流,京都支部となる。
同年から出版情報関連ユニオンの執行委員,京都支部の支部長を担当(~2010年)。

・2004年以来,現在(2009年11月)までに,5人が新しく加入した。
現在の組合員の職場は,文英堂,中央図書,新学社など。

・ユニオン京都としてすでに何件かの労働相談をうけ,個別労働トラブルにも関わっているが,この面ではなおいろいろ模索中。新入組合員へのファストステップなどで課題が残る。

・2009年11月~2010年1月,出版労連が行う労働相談実務研修会に参加の予定。

②個人加盟ユニオンの運動を考える

・職場での闘いにとどまらず,
個人加盟ユニオンの独特の運動を考えさせられるようになった。

・以下は,これまでWebやBlogにアップしたもの。検索すれば,出てきます。

 [1]「職場を基礎にしない運動」について
    (2007年 2月15日)
 [2]「職場を基礎にしない運動」の理解のために。
   (公益的な活動,社会的な活動について)
 [3] 社会保障と企業保障
    (2007年 3月28日)
 [4] 労働組合の社会的責任(Union SR)の検討
    (2007年 9月18日)
 [5] 個人加盟宣言,
   (出版情報関連ユニオン京都支部,第4回定期総会・議案書より)
    (2007年 9月)   
 [6] 個人加盟ユニオンらしい運動を考えるためのメモ
    (2007年12月22日)
 [7] 私たちは,どうして個人加盟に移行したのか
    (2008年 3月10日)
 [8] ネットUPプログラム
    (2008年10月27日)
 [9] 出版情報関連ユニオンはどういう組合か,
   どういう運動をつくろうとしているのか。
   (出版労連第111回臨時大会での発言) (2009年 2月13日)
 [10] みんなが参加する“もう一つの春闘”をめざして
   (出版情報関連ユニオン第10回臨時大会でのアピール,原案作成)
    (2009年 2月14日)

(6) 全印総連との新しい運動へ

①京都印刷・出版ネットの結成

・2002年,多くの方の努力で20年来の除名問題 [→(2)①] が解決され,
 全印総連京都地連との関係が正常化。

・2004年,全印総連と出版労連の組織統一は,
 出版労連大会に提案されながら,議決に至らず。

・2006年,全印総連京都地連と出版労連京都地協は,恒常的な共闘組織として,
全京都印刷・出版関連労働者ネットワーク」(略称:京都印刷・出版ネット)を
結成した。全印総連京都地連は,それまでの共闘組織,京印労共闘を解散した。

②ネットUPプログラム

・2008年に「ネットUPプログラム」として,新しい運動方向を提案。

・職場ごとの春闘や秋年闘の交流,支援にとどまらない運動を形成していこう。
・小さくても新しい運動を京都で展開すれば,組織統一への火種になるだろう。
・全印総連と出版労連の二つの組織をどうするという思考ではなく,
 一つの運動をどうつくるかを考え,新しい運動が定着していけば,
 方向は一つになる。

・僕自身はこれまでの30数年間で,
  京都印刷出版産業労働組合文英堂分会(実質的には合同労組のような感じ),
  京都文英堂労働組合(企業別組合,文英堂京都本社のみ),
  文英堂労働組合(企業別組合,文英堂全体),
  出版情報関連ユニオン(京都支部)(純粋の個人加盟ユニオン)
と4つの組合をへてきて,退職後に,
  京都南地区労による地域個人加盟労組「ユニオン南の風」にも加入したが,
最後は,「京都印刷・出版ネット」という労働組合に加入したいものです。

(7) これまでの組合活動を振り返って思うこと

①組織と運動

1)まず運動の方針があって,それから,それにみあう組織を考えればよい。
2)近くにある運動(職場の要求運動)と,やや遠い運動(社会運動)を,
  複眼的に見る。
3)要求獲得の運動は,組織内の共益性にかたよらず,社会的な公益性を念頭におく。

②団結と連帯

4)多様な方向性を認め合って,ばらばらで賑やかな方が楽しい。
5)一つに固結するよりも,多方面に広がって伸びていくことを考える。
6)広く連帯できる運動は理想だが,それが実現しないからといって,
  少数であることを恐れない。
7)多数派の声はいつも大きいが,小さい声に真実が宿ることがある。

③職 場

8)差別しない,競争しない,排除しないという否定形の課題もある。実は難しい。
9)労働者代表の選挙は勝てないが,職場における組合の影響力の大きさを
  確認させてくれる。
10)職場の闘いだけでは展望が失われ,
  内向きにらせん的に陥落していく事例に事欠かない。

④生き方

11)自分の頭と自分の言葉で考えるために,人の本を読む。

12)人が貼る外側のレッテルにかかわらず,謙虚に誠実に生きるしかない。

13)中心部より周辺部のほうが,より自由に,より楽に(自分らしく,自分の気持ち通りに,自分を偽らずに)生きられる。境界域(マージナルな地平)が見える場所,そこから伝わってくるものを受け取ることができる位置を,大事にしたい。

14)個人加盟ユニオンに移ってからは,境界域のほかに,もう一つの世界(失業中の組合員とか,個別労働相談のトラブル)も見ることができるようになり,刺激をうけることがふえた。

15)どんな相手にせよ,志操の厳しさ自体は,悪いことではない。そして,僕がもっとも好きな言葉は,社会正義。すごく大げさに言えば,秋霜烈日(秋の霜や夏の厳しい日差しのように,刑罰や志操の厳しい様)の如く社会正義と民主主義の志操を貫きたいと思ってきました。

以下
定年退職にあたって,来し方行く末 ■Ⅲ
へ続く。

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