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2009年11月21日 (土)

地理の編集者のために ■ [9]

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高校地理,中学地理,小学5年など
「地理」の学習参考書の編集者のために

[9] 索引について
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(01)索引作成の基本的な流れ

 ①文字校正の終了に近いゲラ上で,
  索引にとる項目(用語)を丸で囲んで選択する。
 ・そのゲラを,索引原稿として入稿する。
 ・ゲラ組上に予めタグを入れておいて,一括で取り込めるといちばん良いが,
 ・原稿が確定していないと,このやり方は難しい。

 ②最初,カンマ区切りのテキスト形式(csv形式)で,項目を作成。
 ・いわゆる「棒組み」。
    ↓例。
   赤潮,あかしお,10
   亜寒帯低気圧,あかんたいていきあつ,12
   アウトバーン,あうとばん,13

 ③初校は,それを出力したプリントアウト紙と,
 ・デジタルデータのファイル[=FDなど]の二つを出してもらう。

 ④初校では,

  1)文字校正
  2)重複項目を調整し,項目数を数え整える。項目数の確定。
   「促成栽培…15」と「促成栽培…65」は,
   「促成栽培…15,65」の一項目になる。
    重複項目を数えるには,データベースソフトの「桐」などを使う。
  3)文字の大きさや行間を指定した割付紙とともに,初校戻し。

 ⑤再校は,ページに割り付けて,本文の続きとして出校してもらう。

 ⑥再校をみて責了に。ただし,できあがった形によっては,
  さらに項目の加除を行うこともある。

(02)索引項目の注意

 ①重複項目が多すぎると煩雑になってしまう。

 ・地理の場合,索引項目を選択していくと,
  「促成栽培」とか「プランテーション」というような語句が,
  あちこちで何回も出てくる。

 ・重要な個所のみ採っていかないと,索引が完成したときに,
  その項目のページ数があふれかえってしまう。たとえば,↓
    促成栽培……12,25,39,40,66,80,99,120,121,125
  などとなってしまうと,
  読者は,まずどこを見たらよいか,分からなくなってしまう。

 ・あらかじめ,ある程度,限定して選択しておくか
  (その限定の基準が難しいが),
 ・多くなってしまった場合は,最重要のページ,用語解説ページを
  太数字にするとか,手だてが必要。

 ②別表記の項目の扱いは丁寧にする。

 ・読者が項目を調べるときの便利を考える。

 ・ダメな形…ときに見かけるが,読者にはひじょうに不親切。
  「OPEC→オペック」
  「石油輸出国機構→オペック」
  「新潟水俣病→第二水俣病」

  →「OPEC」「石油輸出国機構」「新潟水俣病」を最初にひいた読者は,
   改めてひきなおすことが必要になり,二度手間になってしまう。

 ・良い形…すぐに分かる。
  「OPEC…10,52」
  「オペック…10,52」
  「石油輸出国機構…10,52」
  「新潟水俣病……12,108,152」
  「第二水俣病……12,108,152」

  →すべての項目でページを載せておいてあげる方が,読者に対して親切。

(03)人名索引と事項索引に分けるか

 ・読者が項目を調べるときの便利を考えると,二つに分けない方がよい。
  調べるとき,最初に,それが人名か,事項かを判断して,
  それから,それぞれの場所で,探す必要がある。手間がかかりすぎ。
 ・人名か事項かに関係なく,探せるようにした方が,
  読者は,はるかに楽。

以上でお終いです。

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