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2009年11月21日 (土)

地理の編集者のために ■ [3]

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高校地理,中学地理,小学5年など
「地理」の学習参考書の編集者のために

[3] 統計について
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(01)機械工業はややこしい

 ①『工業統計表』では,
  一般機械,電気機械,輸送機械,精密機械の4つに区分。

 ②2002年より,電気機械から,情報通信機械,電子部品・デバイスの
  2つを分離→6つ。
  (2002年の「日本標準産業分類」改定に準拠して変更された)
  『国勢図会』の工業の章の「機械工業」は,上記の6つを合計したもの。

 ③機械類…『国勢図会』の貿易の章の独自用語。
  一般機械+電気機械を意味する。
  貿易の章の「電気機械」には,
  情報通信機械,電子部品・デバイスを含んでいる。

 ④なお,「日本標準産業分類」は,2008年にさらに改定されている。
  大分類で,農業と林業の統合(中分類としては,別々になっているが)。
  運輸業の中に郵便業が新設された。
    大分類は,「運輸業,郵便業」という項目になった。

  サービス業がさらに分割されている。
    大分類で,「生活関連サービス業,娯楽業」という項目ができた。

(02)工業統計データについて

 ・『日本国勢図会』の「化学工業」は,
  『工業統計表』の「化学工業」と「石油石炭製品製造業」だけの合計。
  「プラスチック」が「化学工業」に含まれていない。
  『国勢図会』では,
    なぜ「プラスチック」を「化学工業」に含めないのか,理由は不明。

(03)統計の年次と出典

 ①原則として,必ず両方を表記する。
  (2005年)(『日本国勢図会』による)
 ・年次と出典は,必ずグラフデータ(図版)中に入れる。
  改訂のとき,本文をさわらずに済むので。

 ②国際統計などで,国により年次がバラバラになっていて,
  表記しにくい場合は,
  年次は入れず,替わりに,出典の年号を入れる。例外。
  (『日本の自動車工業』2000年版による)

 ③年次の古い統計しかない場合は,年次とともに,出典の年号を入れる。
  例外。
  (1996年)(『日本統計年鑑』2006年版による)

 ④「年」か「年度」かは出典に従う。ただし,
 ・「年度」は,会計年度(4月から翌年3月)の場合だけにする。
   ……(2000年度)

 ⑤その他の年度…米穀年度など,特殊な年度は,「年」にする。
 ・「年」と「年度」の両方のデータがある場合は,「年」のデータを使う。

(04)気候データ

 ①気候グラフは『理科年表』のデータからつくるが,
 ・統計期間(1995~2005年の平均など)の取り方が更新される。
 ・データの数字が変わる。『理科年表』で要確認。

 ②また,日本の最高気温が2007年に更新されたように,
  ときに新しい数値が出てくるので,ニュースなどに注意。

 ・2007年8月16日に,岐阜県多治見,埼玉県熊谷で40.9℃を記録。
 ・山形では,1933年7月25日に40.8℃を記録

以下,
[4] まちがえやすい漢字など
へ続く。

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