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2009年9月12日 (土)

こういうやつもいるのか

何を言っているのかと思って,図書館で借りてきた『たった1%の賃下げが99%を幸福にする』。以下,その一部をスキャナで取り込んで貼り付けました。
---(ここから)--------------
 非正規雇用の拡大も、就職氷河期世代も、みんな正社員の既得権を守るために生み出されたものであり、労使は一体となってそれを推進してきたことになる。
 先ほどのOECDだけでは「国際金融資本の陰謀だ」などという訳のわからない反論をする人間もいるので、しつこいようだが、もうひとつだけ引用しておきたい。

長期的には、ヨーロッパのように、最低賃金制の賃金水準の上に、職種別賃金が企業を超えた社会的な基準として存在し、賃金序列を形成しているような方向が望ましい。ヨーロッパではその賃金序列を前提にして、正社員と非正社員との間における同一労働 同一賃金の原則が確立している。(中略)
 しかし、日本では正社員は属人的な要素からなる年功賃金であり、非正社員は仕事を基準とする賃金であり、両者の賃金決定基準は異なっている。つまり、非正社員と正社員との賃金の均等処遇をはかろうとしでも基準が存在しないのである。この、一国における賃金決定の二重性が、非正規雇用の賃金を生活できない低賃金に押し下げる要因となっている。(「共同提言若者が生きられる社会のために」『世界』2008年10月号)

要するに、年功序列制度のせいでワーキングプアが生まれているのだと、天下の岩波書店にまで宣言されているわけだ(岩波書店にダメ出しされた、日本型雇用に固執する既存左派とはいったい何なのだろう?)。
---(ここまで)--------------
京都支部でも学習会に使った「共同提言 若者が生きられる社会のために」(『世界』2008年10月号)が,こういうように使われるのか(T_T)
岩波云々の書き方も,バッカじゃなかろかというレベルだな。

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コメント

 この城 繁幸は富士通の成果主義を「批判」した本で売り出した男ですね。富士通でやられている成果主義についてそのでたらめさを暴露していた。ところがよく読むと正しい成果主義をやれという主張だった。
 会社への貢献度におうじてきちんとorもっと差をつけろというような類のものでした。

 城が引用しているところは世界10月号が出たときわたしがここで「力のこもった特集だが一本とんでもないのが混じっている。労働法学者島田陽一による『正社員と非正社員の格差解消に何が必要か』がそれだ」と騒いだ島田先生のものかと思ったら宣言の一部ですね。木下武男さんが書いたところかな。

 現状において「職務給」のストレートな要求は城なんかにつけこまれる余地があるということかな。スローガンとしては「非正規労働者の労働条件の抜本的改善」でいいのではないかと思うのですが。

投稿: cleanhead | 2009年9月16日 (水) 01時46分

書き忘れ。
著者は,城 繁幸。
レビューを書く気にはなれませんでした。

投稿: めいせい | 2009年9月13日 (日) 09時01分

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