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2008年2月 3日 (日)

新風舎の皆さんへのメッセージ

 会社の倒産ということで,たいへんだと思います。そういう機縁で私たちのユニオンに加入されて組合員になった皆さんに,京都から心から連帯のメッセージを送りたいと思います。二つあります。

 第一は,私たちユニオンと「助け合い」の意味です。

 私たちのユニオンは,助け合いを広げるための組織です。困っている人を助ける輪を大きくすることによって,すべての働く人が,
  安心して仕事をし,
  仕事で力を発揮し,
  その結果,よりよい生活を楽しむことができる,
こうした社会をめざしています。確かに一人一人の力は小さいのですが,助け合って,力を合わせれば,そうした社会の実現も可能になるというのが,私たちの信念です。出版情報関連ユニオンは,そうした信念から,あらゆる労働相談に対応し,活動しています。

 そして,今は助けてもらっている立場の皆さんが,自分の問題を解決してからは,次には助ける側に回って,経験と力を発揮してほしいというのが,私たちの切なる願いです。組合に加入すれば,組合費も払わなければなりませんが,それは,専従組合員の生活を支えるだけでなく,助け合いの活動をいっそう充実させていくための経費です。支え手のすそ野を広くし,助け合いの活動ができる人材をふやし,困難に直面しているより多くの人と手を結ぶことができるように,そう願っています。

 第二は,「労働者の責任」ということです。

 私たちは,会社に雇われて,その指揮命令に従って仕事をしています。しかし,会社から言われたことを言われたとおりにこなしているだけでは,労働者として責任を果たしたことにならないと思います。

 会社は,労働者を雇って生産をすすめ,基本的に利潤をあげるための組織ですから,ときには,法令に違反したり,自分勝手な理屈で消費者を裏切ったりすることもあります。

 そういうことは,どんな会社でも珍しいことではないと思いますが,その会社で働いている労働者が,まず,そういうことを許さない「歯止めになる責任」があると思います。その会社で働いている労働者は,外側にいる人よりもはるかにたくさんの情報をもち,会社の実態,問題点を把握しているはずです。そういう労働者が,会社と一体になって口をつぐんでいることは,社会的に許されない無責任です。

 会社の犯している法令違反はもちろんのこと,道義的な責任についても,労働者がきちんと会社に指摘しなければなりません。そうはいっても,もちろん,一人の立場では難しいでしょう。ですから,仲間をつくり,労働組合として,労働組合は,法律上会社と対等な立場の団体ですから,堂々とものを言うことができます。

 労働組合とは,会社に賃金や一時金の要求をして交渉するものだというのは,まったくの誤解です。労働者は労働組合に結集することによって,お金のことなどよりも,もっと大切な社会的な役割と責任を果たさなければなりません。それはもちろん市民としての義務でもありますが,労働組合という憲法上の特別の権利を与えられている労働者は,普通の市民よりも率先して,義務に忠実であることを求められています。

 新風舎の皆さんは,私たちユニオンの組合員になったのですから,これからどのような職場で働くことになったとしても,会社をチェックするという「労働者の責任」を,ユニオンととも活動することによって果たしていただきたいと思います。

 以上二点を,京都からのメッセージとします。当面,たいへんでしょうが,がんばってください!

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