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2007年2月 2日 (金)

ユニオンの大会議案書

ユニオンの大会議案書を見ましたので,京都支部(吉田,水野)から意見をお送りします。

(1)企業内最低賃金協定について

 京都支部としては,企業別(職場別)の運動が前進する余地がひじょうに限られていると思いますので,地域最賃の運動への連帯,全国一律最賃(もしくは産別最賃)の研究といった課題に取りかえたいと思います。

 東京の職場では,こうした企業内協定が取れるところもあるかもしれません。しかし,個人加盟ユニオンの労働運動としては,なるべくなら,産別最賃などもふくめた,より公益的な要求に順次,シフトしていった方がいいと思っています。

 春闘要求そのものが,企業ごとに出すものだから仕方がないかもしれませんが,企業内最賃がつぎつぎに実現して,産別最賃の基礎になり,産別の労働条件の基礎となる,といった想定では,運動はうまく進まないと思います。企業別に取れた労働条件が,その企業内だけにとどまって,要求の実現によってその企業内の労働者の闘争力が外に向かわないまま衰退してしまう,というのが実態のように思われます。要求が取れれば取れるだけ,企業内の労働条件は向上するのですから,フリーライダー(ただ乗り)やイージーライダーの組合員,非組合員が増え,ますます社会的な労働運動が衰えてしまうという流れになっているように見えます。

 企業内最賃よりは,東京なら産別最賃の意義を重視して(組合内で学習して),ユニオンの組合員が率先して運動に参加するような方向にすすんでいくのが望ましいと思います。

 企業ごとに経営者に出す企業内最賃要求は,企業別組合の方に任せておいて,ユニオンの運動としては,社会的な運動としての産別最賃や地域最賃,そして,全国民的な課題の全国一律最賃の運動(→最終的にはナショナルセンターへの加盟)をめざすというのが,僕の考えです。

 労連の春闘方針についての関西討論集会(先週)でも,以上のような内容の発言をして(ナショナルセンター云々はなし,ユニオンショップの啓林館労組を刺激するようなイージーライダー云々も言いませんでしたが),ユニオンの運動としては企業内最賃の位置づけは労連議案書にあるほどには,そんなには大きくない,と主張しております。

 昨年末の労連組織部のアンケートが的はずれだと思ったのは,組織力,組織的運営が「組合力」であるかのようにとらえていたからです。あのアンケートでひじょうに高得点であった組合でも,相当,困難な問題をかかえているところが多いと思います。運動のあり方を考え直した方がよいと思います。今の労連6000人で少なくなって大変だというより,その加盟組合員がもっと運動に参加できるような,参加したくなるような,したがって多面的な運動の方向を提示していくのがよいと思います。多面的な課題を提示するだけでは,読むだけで疲れてしまいます。歯を食いしばって課題をこなすことになってしまいます。それは,おもしろくない,楽しくないと思います。自分の関われる範囲で参加できる運動があるという,これがいちばんいいと思います。組合員が,それぞれ,好きな方向に進んでいっているというイメージの運動(アメーバ式に展開して,各方向は単細胞的=複数の課題を抱えないという意味です)をつくりたいものです。

 中央からの統制や方向付けがたとえ必要だとしても,できるだけ排除して最小限にして,自主的な活動を尊重していけたら,素敵だと思うのですが,どうでしょうか。

 以上のような観点から,「組合力」というならば,社会的な運動を議論したり進めたりする力,ボランティアとして参加できる運動を提起し,組合員の自主的参加を促すことのできる力,組合員が楽しみながら参加できるような多面的な運動をすすめていく力,といったあたりがポイントだと思います。

(2)子の看護休暇制度について

 先の執行委員会で,時間単位の取得も要求してほしいと言いましたが,子の病気という状態からみて,1日単位でもいいかなと考え直しました。

エ)労働時間短縮を理由とした不利益扱いをしない。
  ↑
これは「看護休暇取得を理由とした不利益扱いをしない。」にしましょ

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